第1回 21世紀の健康法とは
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今回は、健やかな妊娠を適えるのに大切なのは、健全な精神とカラダづくりが基本である、とおっしゃる趙康明先生をお迎えします。
先生のルーツは、中国。 趙先生は、内科の専門医でおられ、青梅慶明病院副院長の他、東洋医学未病対策研究協会の理事でもいらっしゃいます。 |
西洋医学という垣根を取り払い、東洋西洋関係なく、「人間が健康であるために」良い部分をピックアップした、統合医療を目指していらっしゃいます。
後ほどご紹介しますが、とりわけ先生が重要視していらっしゃるのが「食事」。カラダバランスを整えるための、お母様自伝のおいしいレシピもたくさんおもちでいらっしゃいます。妊娠したいネットでは、そんなレシピも今後ご紹介していきたいと思っています。
今回は、趙先生への第1回目のインタビューとして、”21世紀の健康法”について、お話していただきました。
第1回インタビュー
妊娠したいネット:
現代社会では、いろいろな健康法がうたわれていますが、先生の提言する、21世紀の健康法とは、具体的にどういうものなのでしょうか?
趙先生:
まず、私から申し上げたいことは、21世紀を迎え、情報化社会の中で、人間関係が稀薄化してくることからますます、ストレスが昂じてきます、そんな中で第一に大切なのは、”積極的な精神状態を保つ”ということですね。前向き姿勢の精神状態が大切です。
「不将不逆応面不蔵」(おくらず、むかえず、応じて面しておさめず)
これは、過ぎ去ったことをいつまでもくよくよせず、ありもしないことを取り越し苦労せず、直面する問題に適切に対処して心に留めないという意味です。
妊娠したいネット:
そのためには、まずは自分自身を知る、ということが大切ですね。
今いろいろな情報番組で、「カラダによいもの」というテーマで例えば、「みそが良い」という情報がながれると、その翌日には、どこの御店でもお味噌がバカ売れするとか(笑)、そういう情報依存の傾向がありますね?
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趙先生: |
妊娠したいネット:
今お話にでました、食事も大きなポイントになりますか?
趙先生:
ええ、わたしの提言する21世紀の健康法の中で、第二として、”医食同源”をあげたいと思います。体格、体質、各種の病気により、食品を選んで調理法を選びます。
一口に○○が良い、と一般的に言われても、皆に合うわけではなく、逆に体調を悪化させることにもなりかねません。つまり毒にも薬にもなりうるのです。
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虚弱な人には消化の良い卵類、肉類を多めにとり、繊維類を少なめにし、肥満の人は逆の処方です。 |
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妊娠したいネット:
薬と上手に付き合う方法ですね。今後、このあたりのお話も伺えたらと思います。
趙先生:
そうですね。カラダを予防するための薬です。
それと第三として、”内臓、消化器を強化すること”が大切です。
皮膚状態は消化器の鏡、消化器の異常により、皮膚、下痢、便秘、無気力さ、肩こり、高血圧、アレルギー疾患、免疫異常、老化などきたします。
妊娠したいネット:
見えない部分ですけど、さまざまな器官に影響を及ぼすのですね。
趙先生:
先ほどの食事による健康法とも関係ありますが、東洋人は、西洋人に比べて、齢年齢は同じでも、生理的年齢は、10歳から20歳は若いのですよ。これは食生活の違いが老化の違いをもたらしています。しかし、食事が欧米化している現代では、また短命になってくるでしょうね。
わたしは食事は、一汁一菜を基本として推奨します。週2回の魚・獣肉類の動物性タンパク質の摂取が望ましいですね。1日30品目と言っていますが、多すぎます(笑)。
一週間の間に30品目の食品を取れば良いのです。
妊娠したいネット:
食事の摂りかた、食品の調理法など、自分の体質や年齢にあったレシピを工夫する必要がありそうですね。このサイトは、ほぼ女性のユーザーの方々で、女性特有のカラダの不調を整えるレシピなど、ぜひ先生秘伝のレシピをご紹介下さい。
本日はお忙しいところ、誠にありがとうございました。
取材後の感想
不妊を解決する方法はいろいろあるでしょう。
でもカラダのためにも経済的にも、自然な妊娠ができたらいいなと思います。
先生のお話は一見、直接的に”妊娠”に関係ないようでも、実は、人間として健康で生きるための基本中の基本ではないかと思いました。基本ができてないのに、いろいろな情報、あるいは方法=”部分”に捕らわれすぎてはいけないなと思いました。
不妊の状態というのは、すなわち=”妊娠するにふさわしいコンディションではない”ということであって、いろんな治療に着手する前に、まず自分の生活、自分のカラダ、精神、を見つめて”自分自身の状態”を知ることからはじめなければいけないような気がしました。
とりわけ食生活の話には興味をそそられました。同じ材料でも調理法によって、その人のコンディションを改善もすればその逆もあるのですよね。
○○が、これに効く、って言っても人の体調は千差万別。皆に良いわけありませんもんね。
こんなお話を先生から聞きました。
あるとき日本で、中国の庭園をつくるために中国からたくさん職人さんを呼んだそうです。作業のお昼ご飯として、お弁当が出されました。大工さんや職人さんのお昼ご飯にお弁当、ま、日本では普通ですよね。彩りのよい、恐らく栄養価満点のお弁当だったのでしょう。でも誰一人として、お弁当を口にしなかったそうです。
理由はなぜか?
それは「お弁当が冷たかったから」ということです。
中国の人達は、冷たい食事をを摂るという習慣がありません。冷たい食事は、カラダを冷やす=カラダに悪い、という理由からだそうです。食文化の違いですね。
趙先生の定義する健康十訓
【1】 |
希望、目標はあくまで高く、未来の実現を想定し、image trainingを繰り返しゆったり、自身をもって行動する。 |
【2】 |
医食同源 各自の体格・体質・病気に応じ、摂取する食品を選択する。 |
【3】 |
食事は、一汁一菜を基本(中華料理なら一品)として、週2回の魚・獣肉類の動物性蛋白質の摂取が望ましい。一週間くらいの間に30品目の食品をとることが望ましい。 |
【4】 |
食事は空腹時(胃の受け入れ準備完了状態)に摂る。朝でも食欲が無ければ、無理に食べてはよくない。 |
【5】 |
体重は適正体重(思春期時期の体重)の20%増を超えない。 |
【6】 |
皮膚は内臓(特に消化器)機能、状態を映す鏡である。胃弱の人は煎茶・コーヒー・味噌汁は避ける。また食事中の水分摂取は消化液を薄めるのでできるだけ飲まない。 |
【7】 |
心血管系に持病がある人は速歩以上の運動は危険が多い。 |
【8】 |
自動車の多い道路はできるだけ避け、一本奥の道を歩くことが望ましい。肺がんは自動車数の増加に応じ、増加している。 |
【9】 |
禁煙。どうしても止められない人は、1~2本/日まで減らす。酒は適量なら可。日本酒なら1~2合、ビールなら1~2本。 |
【10】 |
皮膚の弱い人は、入浴回数を減らし、洗浄力の強い石鹸は使用しない。入浴より、シャワーを勧める。 |
趙先生プロフィール
| 1972年 | 東京医科大学卒業、同年厚生中央病院内科勤務。 |
| 1979年 | 日本内科学会認定内科専門医取得。 |
| 1982年 | 青梅慶友病院副院長に就任。 蘭松会 院長 |




