第5回 女性のための漢方セミナー
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中国での臨床経験豊富な、仝選甫(トンセンプ)中医アドヴァイザーによる不妊症についての漢方講座が開かれました。
お店は、恵比寿西口から、3分ほど。
涼しげで、女性がふらっと1人で立ち寄るにも落ち着くスポットです。 |
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トン先生(左) 薬膳アドバイザー、新井さん(右)
中医アドヴァイザー 仝選甫(トンセンプ) |
女性のための漢方セミナーの中では、不妊と中医薬についてお話し頂きました。
女性のための漢方セミナーについてのインタビュー
■ 不妊症の原因【1】
不妊症の原因はさまざまですが、主に
- 子宮位置の奇形
- 子宮筋腫
- 生活習慣によるストレス
- 排卵障害
- 高プロラクチン症
例えば、ストレスが→体液循環の滞りをおこし→それがコリとなって→自律神経の失調により→生命力の低下につながり→病気になるのです。
プロラクチンは、母乳を出すホルモンですが、排卵を抑制する働きもあります。
産後、母乳を与えるときに生理がこないのは、主にプロラクチンのためです。
プロラクチンは、脳下垂体からでるホルモンですが、それをコントロールしているのは、視床下部です。視床下部は、自律神経の中枢ですから、ストレスなどで自律神経のバランスが崩れると、ホルモンのバランスも崩れて、高プロラクチン血症になると考えます。
■ 不妊症の原因【2】
■・・・女性側原因 ■・・・男性側原因
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このように、不妊の原因は、さまざまなことが考えられます。
もちろん、自分自身だけの問題だけでなく、男性に原因のある精子因子による不妊もかなり多いのですが、時間の関係で、今日は割愛し、女性の不妊の問題について述べさせていただきます。
■ 女性の体質について
不妊の大きな原因のひとつとして、生理痛や子宮内膜症があげられます。
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成人女性の10人にひとりが、子宮内膜症に陥っており、生理痛のある2人に1人に不妊症が発見されています。 |
■ 中医薬について
中国数千年の歴史の中で伝承されてき中医学。
現代医学と呼ばれる西洋医学とは診断法や治療法などが異なります。
互いに影響を与え合って自然界のバランスを保っていると考えるのが五行説です。
中医学では、体を構成する五臓や五感などをすべてこの5つに分類します。 互いに影響を与え合って自然界のバランスを保っています。例えば、木に当たる「肝」は火の「心」を補い、「心」は土の「脾」の機能を促進し、心は、肺を循環し、金の肺は、水にあたる腎の働きをよくする働きがあります。
五臓系統の構造は、
| (木)肝臓系統: | 肝→胆→目→爪 |
| (火)心臓系統: | 心→小腸→血脈→下→面 |
| (土)脾臓系統: | 脾→胃→肉→口→唇 |
| (金)肺臓系統: | 肺→大腸→皮→鼻→毛 |
| (水)腎系統: | 腎→膀胱→骨髄→耳→髪 |
診察の方法は、顔色や皮膚・髪・爪の状態、舌の色、ほくろ、シミの有無などにより、患者の全身の状態を肉眼で観察し、
左右、各々3本の指で、脈診を行い、おのおのの抑えるところで、肺臓系統、脾臓系統など強さを診ます。
例えば、便秘がちがとします。
脈を取ると、肺臓系統の脈のうちかたが弱いということが考えられます。
つまり上記の五臓系統の矢印によると、矢印で示されている一番右側が、内部の状態が表面に出た状態というわけです。
■ 不妊症周期治療法について
中国医学の考え方では、
心〜腎〜子宮の生殖軸によって生理の周期をコントロールしていると考えています。
このような考え方は、
西洋医学の視床下部〜脳下垂体〜卵巣〜子宮の生殖軸の考え方と一致しています。
繰り返しますが、生理の周期はとても大切です。
高温期が14日以上あることが大切です。10日間以下は黄体ホルモンが弱いといえます。
排卵がスムーズでない場合は、何らかの排卵障害がおこっている可能性があります。カラダが水っぽくよどんでいる状態です。
■ 生理の周期と中医学
生理の周期にあわせ、体の本来の機能を取り戻すよう、それぞれの周期にあった、中医薬を摂取します。
| 生理期(活血薬) | 血をきれいし子宮を掃除します。 |
| 卵胞期(補血薬) | 良い卵を作るのに大切な時期。 |
| 排卵期(活血薬・理気薬) | 排卵をスムーズに起こさせるようにする。 |
| 高温期(補血薬) | 子宮の内膜に潤いを与え、着床を助けると共に、流産の予防に配慮します。 |
■ 基礎体温
基礎体温は、低温期と高温期に分かれています。
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低温期は、卵巣の中で卵胞が発育し、子宮の内膜が厚くなっていく時期です。 |
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排卵期は、いわば種が発芽する時期です。 |
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排卵のあとに、体温上昇期というものがあります。 |
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高温期は、黄体ホルモンが分泌することによっておこります。 |
このように、それぞれの期で摂る漢方は異なります。
■ 陰陽と生理周期
周期ごとに特におすすめの食品をご紹介します。
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筆者のまとめ
■ 赤ちゃんの準備は10才から
不妊症の増加は、現代において、由々しき問題となっています。
日本だけなく、韓国なども、生活環境の変化により不妊治療を受けている女性が増えていると聞いています。
妊娠を意識する前に、大切なのは、総合的なカラダづのコンディションづくりだと思います。
生理不順、生理痛があったら、まず何かしらの不調のサインだと思って、早め、早めの対処が必要だと思います。
自分の体質を知る、そして日常生活の中から改善していく、中医学というのは、西洋医学の対処療法と違い根本的にカラダの体質を改善していく医療なのだと感じました。
舌の色が悪い、苔が生えている、口元にほくろがある、五臓のどこかがサインを出しているのかもしれません。








