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第11回 体温で知る女性のセルフケア

今回は、「体温で知る、女性のセルフケア」というセミナーに参加し、ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニックの対馬ルリ子先生のお話を伺いました。

体温で知る女性のセルフケア

■ 女性のライフスタイルの変化

戦後、女性のライフスタイルの変化は、すっかり変化しました。
栄養と衛生状態が良くなり、長寿になり、高学歴により職業をもつようになりました。
その結果、結婚しない→出産しない女性も増えました。

子供を産まない女性が増えたということは、月経回数が増えたということになります。現代の妊娠期、授乳期は戦前に比べると10分の1の期間しかありません。


対馬先生

しかし、月経のしくみは、昔から変わりません。
人生の前半が、妊娠出産の時期だとして、その後の女性の寿命はむしろ大変長いのです。
つまり、ホルモンの働きのなくなった後の人生の方が長く、その後半の人生どう快適に生きるかは、そのときにどうするか考えるのではなくて、むしろ前半で知ることが必要なのです。


■ 女性ホルモンとは?

卵巣から出る微量の物質で、血液中を流れて全身に運ばれます。
女性ホルモンは、思春期に、ホルモンの働きにより、乳房が大きくなり、初潮を迎えます。
18歳〜成熟期と言われ、45歳くらいまでが、性成熟期と呼ばれ、自動的に準備して、内膜を剥がして、掃除して、そしてリセットするというサイクルになります。
そして更年期を迎えます。卵巣の寿命となり、閉経となります。
これは個人差がありますが、早い人は37、8才で閉経を迎える人もいます。

女性のカラダは、ホルモンの働き、妊娠と出産とは、切っても切れない関係にあります。

ホルモンの働き=ホルモンとハーモニーは、語源が同じ、「調整する」という意味があります。

ホルモンの働くポイントとは、乳房や、子宮などだけでなく、皮膚、粘膜、関節、筋肉、骨、血管、胃腸、脳や神経、免疫、自律神経など全身のいろいろな臓器や働きに影響します。
臓器が良好に働かないと、バランスを崩し、臓器全体に影響を及ぼします。

女性ホルモンは、毎月の月経周期によって大きく増減し、卵巣が寿命になると、(閉経)分泌されなくなります。そして、働きが不安定になると、自律神経が狂ってのぼせや情緒不安定、免疫異常がおこり、疲れやすい等の症状がでます。
これがPMSと呼ばれるものです。


■ PMSとは?

排卵から月経の間、PMSが起こる女性がいます。

女性が社会に出て、妊娠をするべきときにハードワークをしすぎて、破綻をきたします。
いらいら、むくみ、腰痛など更年期のような状態になり、体調不良が起こりやすい時期になります。
頭痛だけでなく心への影響もあります。

PMSのカラダの状況としては、頭痛やめまい、食欲負品、目のかゆみ、お腹が張る、下痢、便秘、おりものが増える、手足が冷える、むくむ等のカラダの症状、 その他、こころの症状として、イライラしたり、ハイになったり切れやすくなったり、集中力がなくなったりします。
また逆に、無気力、涙もろい、情緒不安定、孤独な気分になる、出不精、仕事が手につかなくなるなどの症状がでます。


■ 妊娠・出産のために不可欠なもの=「排卵」

子宮はホルモンを作りません。卵巣からのホルモンの指令で「赤ちゃんのベッド」を作ります。
妊娠のプロセスは、卵巣内部にある卵胞ホルモンの働きで発育し、月経周期に1度卵子を排出します。
これが排卵。卵子は卵管采に取り込まれた後、卵管に送られ、膣から子宮を通って進入してきた精子と出会い受精します、受精した卵子は子宮へと移動し、子宮内膜にくっつき妊娠が成立します。
このどこかに障害があると妊娠しにくくなります。

排卵・卵管・子宮の3つが三大ファクター
1年が85%の排卵が起こる率をすると、その12分の1の1度の排卵による妊娠率は7%の確立です。これをたゆまず続けて2年妊娠しなければ不妊ということになります。
仕事をする女性は、タイミングを合わせるのも難しいし、排卵があったりなかったりすると、その確立はさらに下がります。
妊娠するには、集中と工夫が必要です。

2006年11月22日 ニューオータニにて


妊娠したいネット:
セミナーを受けて、あらためて妊娠するには、弛まぬ努力が必要なこと、女性のホルモンがハーモニー(調整する)と同じ語源であること、非常に勉強になりました。

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■ 目から鱗の、「不妊治療にピル?!」

卵巣は温かく保たなければならないと、対馬先生。
だから、カラダを暖かく保つことは、本当に大切だと思いました。
それと、目からうろこだったのは、不妊治療のひとつとしてピルを処方することがあるそうです。ピルやホルモン剤は、欧米などの女性の間では、排卵をおさえて安定させるなど、上手に使って安定したホルモンバランスを取るための調整薬として使われるそうです。


■ 卵子のピークはいつ?

実際卵子は生まれたばかりの、赤ちゃんの卵子が一番キレイ。
しかしそれは、使われずに眠っている状態で、10代ころから脳からの刺激をうけてパワーアップしてきます。
そして生物学的には20代中盤〜30代中盤がピークとのこと。
現代の女性は、化粧やファッションやボディメイクの発達で、見た目より若々しく見えます。
しかし生物学的には何ら戦前の女性と機能的には変わらないという事実を知っておかなければなりません。
耳をふさぎたくなるような話ですが、卵子の老化は、年齢を重ねれば重ねるほどすすみます。人によっては30歳代後半で更年期に突入します。
月経の周期が短くなったらご用心。


■ 基礎体温を測って、妊娠力をアップさせよう!

基礎体温とは、カラダを動かさない状態のもっとも安静にしている時の体温。
基礎体温を測定していくと、健康なカラダには、ある一定の規則にも尾づいて、体調をコントロールしていることがわかります。

妊娠の成功には、集中と工夫。
特に1ヶ月に順調に排卵が来たとして年間のチャンスはたった12回。

これで夫とのタイミングが合わない、ストレスで排卵が来ないなんてアクシデントがあれば、尚確立は減るわけです。
自分が排卵が起こっているかどうかもわからない女性も多いと聞いています。

妊娠を意識したら、基礎体温を測るのはプレプレママの常識。
まだ若いからとか、今すぐに赤ちゃんは要らないから、と言わず、基礎体温を測る習慣を是非、身に着けてください。
>>排卵予定日をチェックしてみましょう。


■ 基礎体温のパターンでわかること

健康な女性の基礎体温をグラフにすると、ある一定のパターンを描きます。
高温期と低温期の二相曲線を描くなかで、月経や排卵など女性の性周期の繰り返しを記録することで 自分の体調を知ることができます。

月経がいつか?、がわかるだけでなく、排卵がいつか?
排卵が起こっているのか?
不妊の可能性?

などなど、継続的な基礎体温の記録により、さまざまなことが分かります。
プレプレ読者からも、「3ヶ月以上生理が止まっている、妊娠は可能ですか?」などのメールをいただきます。
理由なく、健康な女性が3ヶ月以上も生理が止まることはありません。
きちんと基礎体温をつけて、すぐに婦人科のお医者様に相談するよう返信しました。


■ らくちん基礎体温計

体温を測ること、結構面倒に思ってた方、いらっしゃいませんか?
しかし、昨年12月にテルモから発売された「女性体温計 WOMAN℃ C520」。

毎日続けられるよう、女性チームが開発した新製品は、女性に優しいデザインと機能が盛りだくさん。
曲線を描いたカーブは、加えたときに口の形にフィットするように設計され、計測時間はなんと、25秒~40秒。
アラームも大・小・オフの三段階。
480日分の自動記録&グラフ作成ができます。
>>女性体温計 WOMAN℃ C520詳細はこちら


女性体温計 WOMAN℃ C520


■ 是非コレも併用して・・・排卵日を確実に知りたいなら

排卵は、一般に低温期と高温期の境目の一番低い時とされていますが、排卵日の特定は、個人差があります。タイミングがずれてなかなか妊娠できない、というものも、排卵日の特定がずれていたりすることによるものということもよく聞きます。

低温期から高温期への移行は、2日から3日かかる場合が多く、精子の寿命は3日、卵子の寿命は1日ということを考慮して、排卵日の2、3日前から、排卵日、 そして+1日の期間を妊娠しやすい時期と考えればいいのですが、これは基礎体温において、低温期と高温期がはっきり別れている人でないと、受精のタイミングをはっきりつかむことはできません。

生理の始まりから、平均的に14日後が排卵日と仮定した場合、その日が近くなるにつれて、卵胞ホルモンの量が増えるわけですが、この量が増えると唾液の結晶の模様がシダ模様となります。
このシダ模様は、排卵日の3、4日前から現れ始め(人によって異なります)排卵日の後2、3日の間に見られるので、基礎体温で低温期と高温期の境目がはっきりしない人は、排卵チェッカーの併用もオススメします。

尚、基礎体温を測ることは、基本中の基本。

もし、順調に排卵が起こっていなかったとしたら、サプリを飲んでも、排卵チェッカーを使っても、何にもなりません。まだ、妊娠を意識していない女性も、グラフをつけていて、体温が安定しない、排卵が特定しにくいなど、おかしいなと思ったら、すぐに婦人科へ相談してみてください。

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対馬ルリ子(つしまるりこ)先生 プロフィール

ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック院長 HPはこちら
産婦人科医・医学博士
周産期学、ウィミンズヘルスが専門

1984年〜 弘前大学医学部卒業後、東京大学医学部産婦人科学教室入局、都立墨東病院周産期センター産婦人科医長、女性のための生涯医療センターViVi所長
2002年 当クリニックを開院。
2003年 女性の心と体、社会とのかかわりを総合的に捉え、健康維持を助ける医療(女性専用外来)をすすめる会「女性医療ネットワーク」を設立。

女性の生涯にわたる健康のために、さまざまな情報提供、啓発活動を行なう。 著書に『キレイな〔からだ・心・肌〕女性ホルモン塾』(小学館、共著)、『はじめての「女性外来」』(PHPエル新書)、『女性外来が変える日本の医療』(築地書館)ほか。

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