教えてドクター テルモ体温研究所 所長:和田優子氏へのインタビュー

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第13回 テルモ体温研究所 所長 和田優子氏インタビュー

妊娠を意識したら、基礎体温をつけることは、基本中の基本。
今回は、テルモ体温研究所 所長でいらっしゃる和田優子さんにお話を伺いました。

テルモ体温研究所 所長:和田優子氏へのインタビュー

妊娠したいネット:
和田さんが、女性に特化した商品開発に携わることに至ったプロセスをお聞かせください。

和田氏:
女性を取り巻く社会環境が以前に比べ大きく変化しており、女性のライフスタイルも多様化しています。
ストレスや環境変化で、ホルモンバランスを崩し不調を訴えたり、女性特有の病気にかかる女性も増えてます。そのような状況で、女性が自分の体調を意識し、体調を整え、より快適により健康的に暮らせることはとても重要なことです。しかし、女性のライフスタイルや意識、女性の体調については、男性では理解しづらいことは事実です。
そこで、私たち女性が、男性では気付かない、女性ならではの視点で、女性のための商品開発をすることになりました。


詳しい製品内容については
コチラ>>

妊娠したいネット:
体温研究所では、どのような研究をされているのですか?

和田氏:
人にはそれぞれ体温があります。そして、赤ちゃん、子ども、おとな、お年寄り…。すべての世代で体温は測定されていますが、その目的のほとんどは、かぜや何らかの病気による発熱があるかどうかを調べるためと思われます。

しかし、体温は、本当はもっと深く健康管理に活かせることがわかりはじめています。たとえば、子どもの低体温などの体温異常は、生活習慣の乱れと関係があるという研究結果から、生活習慣を改善し体温を上げる取り組みがされています。また、女性の場合は基礎体温を測ることで、女性ホルモンのバランスをチェックすることができるので、妊娠のためだけでなく健康管理に活かすことができます。

テルモ体温研究所は、多くの分野の専門家のご協力をいただきながら、体温から健康を考え、体温に関する情報を提供したり、体温を日常生活に取り入れた、健康生活の提案をしていきます。

妊娠したいネット:
基礎体温をはかることによってどのようなことがわかりますか?

和田氏:
次の月経周期が予測できる、体調の良い時期(低温期)悪い時期(高温期)を知ることができる、妊娠しやすい時期の目安が予測できる、きちんと排卵しているかどうか確認できる、プロゲステロンが正常に分泌されているか確認できる、妊娠の可能性を早期にチェックできる、流産の可能性がチェックできる、更年期障害の早期発見に役立てられる、などがあります。

妊娠したいネット:
低温期と高温期の2相曲線を描くのが通常ですが、この2相がきれいに分かれていない女性も多くと聞きます。これは何かしらの不調のサインを示すものなのでしょうか?

和田氏:
体温の低い時期(低温相)と体温の高い時期(高温相)の温度差が0.3℃以下であったり高低がはっきりしない場合、排卵していない可能性があります。 もし、月経があったとしても排卵がなく、プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されてない「無排卵月経」の可能性があります。このような場合は基礎体温表をもって、医師に相談されることをお勧めします。

妊娠したいネット:
基礎体温は、出産計画だけでなく、健康管理の強い見方なのですが、多くの女性がまだ基礎体温をつける習慣がついていません。妊娠したいネットでも、結婚して、ようやく出産計画の一環としてつけるようになった方が多いようですが、基礎体温はいつぐらいからつけるのがベストでしょうか?

和田氏:
本当なら、生理が始まる年齢からつけ始め、習慣化することが良いと思います。最初は生理の周期が一定の人もばらつく人もいるかもしれませんが、女性ならではの、こころとカラダのリズムがあることを知ること、次回の生理日の目安を知るだけでも生活に役立つことがあると思います。

妊娠したいネット:
女性にとって基礎体温計は、どのような存在とお考えですか?また面倒だと思っている女性に対して、上手に付き合っていくにはどうしたらよいですか?

和田氏:
基礎体温は女性の体調を知る、バロメータであると思います。基礎体温計は、女性だけにある体調のリズムを手軽にチェックすることができる、女性の日常生活品であると思います。負担感なく、無理なく続けることが大事だと思います。毎日欠かさず測らなくては、などど気負わず、多少忘れる日があっても、続けることが大事です。そして、自分のリズムをチェックしたいと思ったり、体調が悪いと感じたら、ためておいた自分の基礎体温をみてください。必ず役に立ちます。

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JOBST-ジョブスト-について

妊娠したいネット:
ジョブストの開発プロセスをお聞かせください。

和田氏:
ジョブストの開発者は数々の特許品を持つ技術者コンラッド・ジョブストです。
彼がある日、プールに入った際、水の圧力でいつになく脚が楽だったことをヒントに同様の圧力を再現できるストッキングが役立つのではと開発しました。


詳しい製品内容については
コチラ>>

妊娠したいネット:
圧迫機能が優れているということですが、他のストッキングなどは、サポートをするためにゴム部などもきつく、肌に跡がくっきりとついてしまったり、生理前など肌が敏感になっている時期にはかぶれてしまうことがあります。
ジョブストの強力な圧迫は、いわゆる締め付けとは異なり、不快感はないのでしょうか?

和田氏:
個人差がございますので、一概には申し上げられませんが、快適にご使用頂くためには、サイズ選びと履き方が非常に重要です。正しい履き方をされないと、部分的に圧力がきつくなってしまったりするので、注意が必要です。

妊娠したいネット:
生理前などは、むくみなどありとても不快です。ジョブストは、静脈圧より高い33hpaの圧力とありますが、静脈圧より高い圧力をかけることでどのような効果があるのでしょうか?

和田氏:
むくみとは、心臓から脚に流れた血液がうまくもどれないために起こります。脚は「第二の心臓」とも言われ、脚の下の方に流れていった血液を重力に逆らって心臓に戻すのですが、これが大変で、脚の下の方には静脈血がうっ滞しやすくなります。そのため、脚の静脈圧は上がり、血管内の水分は血管外に向かって押し出されるように働き、これがむくみとなります。
そこで、静脈圧よりも高い圧力を段階的にかけることで、心臓に血液を戻りやすくしているのです。

妊娠したいネット:
妊娠中の女性でも履けますか?また妊娠中の女性にとって優れた点をお教え下さい。

和田氏:
履いて頂けます。妊娠中はパンストタイプではなく、おなかを圧迫しないひざ下タイプをお薦めしています。

妊娠したいネット:
妊娠を考えている女性達に対して何か一言いただけますか?

和田氏:
自分が妊娠しやすいカラダのリズムを持っているか知るために、妊娠のチャンスの目安を知るために、そして、妊娠したら流産のおそれを早期に知るために基礎体温を続けてみてください。
無理なく、楽しく続けてください!

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テルモ研究所 和田優子所長 プロフィール

  • 1985年 大学 薬学部卒
  • 1985年 製薬会社入社 医療用医薬品の新商品開発
  • 1990年 病院勤務 薬剤部にて調剤業務を担当
  • 1991年 テルモ株式会社入社
    学術情報部を立ち上げ、営業企画部、薬事部、ヘルスケア事業部新商品開発担当、企業ブランドプロジェクトを経て、
  • 2004年 1月より女性のための商品開発
    プロジェクトリーダー
  • 2006年 4月より体温研究所所長

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