第14回 コロンハイドロセラピー(腸内洗浄)とは?
今回は、東京マタニティクリニックのコロンハイドロセラピスト、齊藤早苗さんに腸内洗浄(コロンハイドロセラピー)のお話を伺いました。
コロンハイドロセラピスト、齊藤早苗さんにインタビュー
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妊娠したいネット:
斉藤氏: |
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妊娠したいネット:
コロンハイドロセラピーを取り入れられて何年くらいなのでしょうか?
斉藤氏:
7、8年になります。日本では、かなり初期にコロンハイドロセラピーを取り入れたクリニックです。
院長先生が、米国のジョン・ホプキンス病院で非常勤を勤めていた関係もあって渡米する機会が多く、院長先生自身が腸内洗浄を体験してきました。その時おなかがポカポカしてとても気持ちがよかったとの事で、予防医学の観点から女性の健康にとっても良いのではないかと、弊クリニックの女性の健康センターの一環として導入を決めました。
妊娠したいネット:
特に宣伝をされていないということですが、随分といろいろなメディアで取り上げられていますね?
どのようにしてコロンハイドロセラピーが知られるようになったのですか?
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斉藤氏: 弊医院の婦人科に来られている方々にモニターとして体験していただきました。そうしたら腸が動くようになったということでクチコミで少しずつ広がっていったのだと思います。 セラピーを行ううちに、集まる方は実は、ほとんど便秘の方たちだということが分かりました。 最近はメディアで取り上げられることも多く、おかげさまで予約が途絶えることはありません。 |
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妊娠したいネット:
基本的には便秘改善法として導入されたわけではないのですよね?
斉藤氏:
はい、わたし自身は便秘ではないので、その当時米国で研修を受けたときはあまり実感がなかったのです。腸の健康ということで導入を決めたのには違いないのですが、特に便秘の改善法ということで取り入れたつもりはありませんでした。
しかし、コロンハイドロセラピーを何度か繰り返すことによって腸の動き方が変わってきて、3回続けてセラピーを受けた後、自力で出るようになりました、という報告を体験された方から伺ったり、私自身も、受けられた方の腸が自力で動くようになるのを目の当たりにして、あらためて「腸が自力で動く」ということを認知したような次第です。
妊娠したいネット:
便秘の女性がそれだけ多いというのは、やはり日本人の食習慣や生活習慣の変化から増えたと言ってよいでしょうか?
斉藤氏:
そうですね。肉食中心で食物センイの摂取が減ったこと、加工食品を食するようになったこと、女性の社会進出によるストレス、睡眠不足など、生活習慣や食習慣が随分変わりました。
本来、便やおならは戦前の人のような食事を摂っていたら臭わないものです。例えば加工食品に入っている防腐剤は菌を繁殖させないために入れるものですが、それが腸内細菌も殺してしまいます。
便秘に加えて睡眠不足やストレス、現代人の腸内環境はどんどん悪くなっています。これがアレルギー体質の方が増えている、大きな原因のひとつでもあります。
妊娠したいネット:
アトピーなど皮膚の疾患も腸の健康と関係ありますか?
斉藤氏:
ありますよ。腸が弱い方は皮膚も弱い方が多いです。腸の養生をするということが大事です。
妊娠したいネット:
私は、ヨーグルトや牛乳を摂ると、かえって調子が悪くなってしまうのですが。
斉藤氏:
ヨーグルトや牛乳が合う人で、その成分が良い作用をすればよいのですが、日本人の中には「乳糖不耐症」と呼ばれる、つまり牛の乳糖を分解する酵素が少ない人がいます。
ヨーグルトにもビフィズス菌が多いので基本的には腸のためには良いのですが、胃酸で死んでしまうので大腸まで乳酸菌やビフィズス菌が届きにくいのです。
それに比べ、植物性の乳酸菌は腸まで届きやすいことが知られています。日本は昔から発酵食品の文化が根付いていますので、漬物や納豆や麹などの植物性発酵食品を見直すべきですよね。
またプロバイオピクスやプレバイオピクスとして、市販の腸内サプリやオリゴ糖などをうまく活用することも良いと思います。善玉菌が増えれば腸も自力で動きます。
コロンハイドロセラピーも洗浄後に腸内サプリを使えば、腸内環境を整える相乗効果で腸が動くのも早くなると思います。
妊娠したいネット:
セラピーは1回受ければ、腸は動くようになりますか?
斉藤氏:
人によって違います。
便秘ではない人は最初から動くようですが、ひどい便秘の人はお湯を入れても反応が鈍く、まったく動きがない場合が多いです。おそらく1回だけだと不十分でしょう。
体感していただくために3回券を作りました。アメリカでは3日連続でやりますから(笑)。
でも皆さん、お仕事の関係もありますから、連続は無理でも1週間に1度とか受けられる方のご都合とご相談しながら決めていくことができますが、1回目と2回目の間はあまり空けない方がよいでしょうね。
妊娠したいネット:
通常の高圧浣腸や下剤を使うのと、どのような違いがありますか?
斉藤氏:
小腸から送られた食べ物は下水のような状態で、食べ物カスもそのまま混じっています。それが大腸を旅するうちにどんどん水分が吸収され、固まって便が作られてゆきます。
便は正常であればS字結腸あたり=出口付近で固まります。ですから、便を出したいだけであれば、直腸からS字結腸にたまった便を出せばスッキリ感はあります。
コロンハイドロセラピーと高圧浣腸の大きな違いは、(1)大腸の奥の方まで注湯することが可能ということ。(2)仰向けに寝た姿勢で排泄を試みることで、腸を動かすトレーニングができるということです。
また仰向けに寝たままの姿勢で排便を試みることで、鈍っている直腸の排便反射の回復もできるように思います。
自分で行う浣腸の場合、お湯が注入できる範囲は肛門から下行結腸までです。トイレに座りお湯を出すわけですが、腸が動かないとお湯だけ出て終わってしまう事もあります。
下剤との違いは、薬剤の作用で腸を動かすのではなく、腸を膨らませるという物理的な刺激によって、腸の本来持っている蠕動運動を促してゆくことです。
妊娠したいネット:
お湯を入れるということですが、どのように行うのですか?
斉藤氏:
まず仰向けになっていただきます。機械が圧力をかけてお湯を入れていきます。お湯の温度は、冬は38度、夏は37度ほどで、40度以上にはあがらないようになっています。
直接大腸全体にお湯が入るので臓器が温まります。受けられている方の反応(辛い、苦しいなど)を見ながら、お湯を入れていくのですが、機械には安全装置がついていて、腸に圧力がかかり過ぎると機械が自然にダウンするようになっています。
自分で行う浣腸とは違ってお湯が大腸の奥まで入り、大腸を膨らまして蠕動運動を促します。さらに腹部マッサージを加えて刺激していくことによって、腸が動くように手助けをします。
腸は、調教しやすいんですよ。おならを我慢したり、意識すると出ない、という経験ありませんか?言う事を聞いてくれるんです。なので意外と結果が出るものなんですよ。
施術のながれ |
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機械、キットはすべてアメリカのもの。 |
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先の細い管からお湯が入る。 |
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管を付け替え、排泄モードにする。 |
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機械本体。 |
妊娠したいネット:
腸に良い環境とはどのような環境でしょうか?
田中先生:
コロンハイドロセラピーは「エンストした車にエンジンをかけてあげる役目」に似ていると、私は思っています。そしてエンジンがかかった後は、きちんと動き続けしっかり前に進むようなセルフケアが大切です。
現代社会は、交感神経優位な世の中です。興奮、ストレス、そして攻撃。ただでさえ、副交感神経が弱っている中、夜更かしや、ストレスフル、便秘、ではこれはどうにもなりません。腸は副交感神経に影響される臓器なのです。
つまり夜の神経。だからリラックスした状態にしてあげることが大切です。
腸内環境を整えるケアとして、ストレスをためない、十分な睡眠、動物性脂肪を減らし食物繊維を摂るなどの生活習慣の見直しが重要です。
妊娠したいネット:
腸内をキレイにすることは妊娠しやすいカラダづくりの一歩と考えてよいでしょうか。
斉藤氏:
不妊治療をされている方が腸をキレイにしたら妊娠したという本を読んで来られました。こちらがマタニティクリニックということもあるのでしょうが、不妊治療をされる方が時々いらっしゃいますよ。
不妊治療されている方全般の共通点として腸の動きを見ていると、治療されている方は腸の動きもかなりストレスのかかった動きなんです。腸を健康にすることは、カラダづくりの基本と考えてよいと思います。
妊娠したいネット:
腸内洗浄(コロンハイドロセラピー)に興味のある女性に一言。
斉藤氏:
コロンハイドロセラピーは、お助けグッズと考えていただければと思います。基本的には、生活習慣、食習慣の改善があってのことです。
大腸と隣接する、子宮、卵巣に対する影響を考えても、腸をキレイにすることが健康のバロメーターです。人間を植物に例えるなら、腸は根っこと考えてください。植物の葉が枯れてきたら、まず根っこをケアしますよね。それと同じ。
疲れると便秘するというのはカラダが示している信号なわけです。
こちらに来院される方の中には、便秘だから下剤を服用する、でも効き過ぎて下痢している、または薬に頼リ過ぎて何を飲んでも効かない等、セルフコントロールが出来ていない方が多いのです。
下剤に頼る、腸内洗浄をすれば解決する、ということではなくて、あくまで生活習慣、食習慣を改善するということが基本になります。日常の生活の中で何気なくしていることが、腸に負担をかけていることも多いのです。セラピー時の自分の腸の動き方を体感することで自分と向き合い、「腸が動きやすい環境を整える事」がいかに大切かを考える、良い機会にしていただければと思います。
妊娠したいネット:
ありがとうございました。
齊藤早苗氏 プロフィール
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日本医科大学看護専門学校卒業。大学病院などで8年の臨床経験の後、フリーナースとして外資系企業の健康管理室勤務、ツアーナース、訪問保健指導、電話医療相談業務を行う。 東京マタニティークリニック ハイドロコロンセンター |
腸内環境の詳しい情報はコチラ 2007年7月25日、オープン記念のセミナーが開催されました。 |







