マタニティリゾート赤枝医院長へインタビュー

HOME > 教えてドクター > 第8回 赤枝医院へインタビュー

 
第1回 21世紀の健康法
第2回 妊娠にふさわしい体とは?
第3回 葉酸摂取の重要性
第4回 酸化しないからだ作り
第5回 女性のための漢方セミナー
第6回 話題のピクノジェノールで妊娠力UP!
第7回 安心できる不妊治療とは
第8回 赤枝医院 院長にインタビュー
第9回 不妊カウンセリングとは
第10回 着床前診断を考える
第11回 体温で知る女性のセルフケア
 
 第8回はマタニティリゾート赤枝医院長へインタビューしました。
今話題のマタニティリゾート、赤枝医院を取材しました。

妊娠したいネット:
先生は、多摩地区のご出身ではないですよね?
なぜ、この地域に開業されようと思われたのですか?


赤枝先生

赤枝先生:
もともと大学が新宿にありまして、医療センターも八王子にあるなど多摩地区の方には、よく来ていたんです。
いろんな方にお話を伺ううちに、この地域に産科のニーズがあると思って、この土地での開業を決めました。

妊娠したいネット:
先生の診療におけるポリシーを教えてください。

赤枝先生:
父も祖父も医者ということもあって、昔から患者さんと医者の関係は、非常にアットホームな間柄であったということを感じて見ていました。父も非常にフレンドリーな診療をしていましたから、医者が患者さんを見下ろすような威圧的な感じではなく、医療者と患者さんとの間の壁を取っ払ったような診療をするには、自分で開業するしかないと思いました。
わたしは、特に開業に際して、広告宣伝を行なってきませんでした。周囲には、「おまえそれで大丈夫か」と言われたものですが、わたしとしては、この地域に根ざした診療をしたいと思っていましたので、告知をして患者さんを集めるということよりも、うちを訪れていただいた方が、「個々」に良かったと感じていただければ、それで満足です。

妊娠したいネット:
患者さんにとって良い医者とは?

赤枝先生: わたしは、患者さんと医者の間の信頼関係が大切だと思いますし、お産にもいろんなケースがあって、危険が伴う場合も当然あります。そのリスクを回避するために、患者さんの状態によっては、大きい病院に送る、同じ産科でも状態によって振り分ける、つまり分業する必要があると思っています。 なので、あらかじめ、リスクある分娩については、そのような施設のある病院をご紹介していますし、また診療の過程でお産の状態によっては、うちで診療することが適切でなければ、対応できる施設に移します。不妊治療に関しても、体外受精などの高額医療となる範囲のものは、専門の施設をご紹介するようにしています。 患者さんの状態を見て、患者さんにとって最適な方法をきちんとジャッジしてお話すること、それが良い医者なのでないかと思います。

妊娠したいネット:
メディアで取り上げられることについてどう思われますか?

赤枝先生:
おかげさまでラジオや雑誌など最近さまざまな媒体に取り上げていただく機会があり、当初はお断りもしていたのですが、メディアに出ることによってそれをご覧になった患者さんの安心材料になれば、それはそれで必要なことではないかと最近は考え方を改めました。
実際自分が診てもらった医院なり医者が、信頼ある雑誌等に掲載されていたら、安心されるのではないかなと思うようになりました

妊娠したいネット:
患者さん側の気持ちをお考えになっての露出ということですね。
これも患者さんとの信頼関係を築くためということなのですね。

赤枝先生:
そうですね 。

妊娠したいネット:
患者さんの分布を教えてください。(産婦人科、婦人科、不妊治療)

赤枝先生:
産婦人科が7、8割と一番多いですが、婦人科や不妊治療で来られる方も2、3割くらいいます。

妊娠したいネット:
患者さんはどちらの地域からが多いですか?

赤枝先生:
やはり、地元密着ということで、産婦人科は府中多摩地区、八王子、日野。町田からも来られます。
婦人科や不妊だと、杉並、世田谷、埼玉からも来られます。

妊娠したいネット:
医院のデザイン、室内のしつらえに拘った理由について教えてください。
(Maternity resort&Relaxation for every patientというコンセプトについて)

赤枝先生:
産科の医者という立場から言うと、女性を診るという部分で同じカラダをもった女医さんはとてもうらやましく思います。
ただでさえ、女性が男性の医者に診療をしてもらうということには抵抗がありますから、女医さんの方が安心という方は多いでしょう。
しかし、わたしは同じ女性としての気持ちにはなれなくても、もう一歩踏み出して「この空間はあなたのためにありますよ」という、居心地の良い空間を提供したかったんです。
出産は、女性の人生の中でも最も感動的なイベントであり、病気ではありませんから、病院病院した消毒臭くない雰囲気、空間を作りたかったのです。
医者の技術が高いことは無論不可欠ですが、患者さんにとって躊躇のない居心地の良い空間も、ひとつの安心材料だと考えています。


妊娠したいネット:
開業して半年だというのに、既に(取材時8月10日)4月の分娩の予約までいっぱいとか?

赤枝先生:
そうなんです。皆様には大変ご迷惑をおかけしています。
患者さんとの信頼関係を築くためには、訪れていただける方すべて、おひとりおひとりのお話をきちんと聞いて診ていきたいと思っています。
しかし患者さんが増えることによって、何時間もお待たせするようなことも避けなければいけないと思っているんです…なかなか難しいですね。

妊娠したいネット:
来年の10月に、小児科増設ということを伺っていますが。

赤枝先生:
はい。産婦人科〜小児科まで設置したほうが患者さんにとっても安心だと思っていたので、もともと最初からの計画だったものです。

妊娠したいネット:
先生から医院のスタッフに常に伝えておられることは何ですか?

赤枝先生:
常に、患者さんとの接点をつくってくれと伝えています。
実行されているかどうかわかりませんが(笑)
患者さんには、すれ違うときも、採血するときも常に声をかけて患者さんとのコミュニケーションをはかるよう指導しています。

妊娠したいネット:
ちょっと意地悪な質問なんですが、ここ10年ほど少子化と言われている中で、先生が産婦人科医院を開業されたのはなぜですか?

赤枝先生:
わたしは、「実」の入ったものは必ず成功すると信じています。
例えば、敵陣の多い地域にあえて、挑むラーメン屋がありますよね。
でも同業者が多く集まるところでも、きちんとポリシーがあって他にはない味が出せるところは客も多いし、ずっと残っていきます。
わたしも患者さんに提供できるものに対しては自信があるから開業しました。
ポリシーをもって経営すれば必ず成功できると信じています。

妊娠したいネット:
お医者様として心がけていることは何かありますか?

赤枝先生:
医者は、経験を重ねて技術力がついていくと、必ず自分の技術に天狗になってしまう時期があるんです。そんなときは、大学病院時代の指導者から言われた言葉を思い出して初心にかえります。
「患者さんを診るとき、手術するときは、患者さんを家族に置き換えて考えてみろ。」と。
例えば、「おふくろさんの腹を切ってると想像してみろ!」などということですが。

妊娠したいネット:
確かに家族に置き換えると何にも変えがたいし、大切に扱うし、絶対助けたい!という気持ちになりますね。

赤枝先生:
経験を積んで「自信をつけていくこと」と「初心に帰る」こと、両輪なしていくことが重要なのですね。

妊娠したいネット:
若い女性でも、ある程度の年齢の女性でも、意外と自分のカラダに無関心な方がたくさんいらっしゃいます。
女性の患者さんに一言。

赤枝先生:
女性には、日常的に不調の際に診てもらえるようなホームドクターのようなものが必要だと思います。
例えば生理不順、生理が長期に来なかったりなど、病気じゃないと思って放っておくと、不妊の原因になって、若くても子供を持つのが難しくなる場合もあります。
是非、相性のよい信頼できる先生を見つけてください。

■あとがき

お母様に女でひとつで育てられたという先生。小学校中学校と、思えばお母様に随分ご心配をかけたとおっしゃってました。
医大を受験したということも一切お母様に相談することなかったそうで、合格を告げられたときはお母様はとても喜ばれたとか。
子供時代やんちゃで母親には心配かけたからと、大人になってお母様を大事にしたい、心配かけたくないと思うようになったというエピソードをお聞きしたとき、きっと「女性を大切にしたい、守りたい」という気持ちから産婦人科医を目指され、若くして開業された原点がそこにあるのかなと思いました。

とても穏やかながら、静かな自信に満ち溢れてる方でした。一瞬クールに見えますが、とても温かい雰囲気を持った先生でした。
もともとクチコミ的に、「うまいお医者さんが多摩地区にいる」というところから興味を持ち、ご縁あって訪問させていただきました。その際に、病院のデザイン、インテリアなど、並々ならぬ空間づくりに拘りを感じ、改めてサイトを拝見し、そのポリシーや医療に関する先生の思いを知り、さらに興味を深め今回のインタビューに至りました。
明確にご自分の言葉で、診療のポリシー、患者さんとの関係、経営哲学をお話いただき、久しぶりに「本当に安心できるお医者さん」にお目にかかったような気がします。それは、どれだけ患者の立場に立って物を考えられるか?患者の気持ちになって、そして実際行動をおこすことができるか?また、今できることに対して最善をつくす。「信頼」と「責任」という企業経営にも共通する大事な要素をきちんと実践していらっしゃいました。だから広告など必要なく、自然とクチコミ的に評判は広がっていくのでしょう。

お産が楽しくなる、安心して赤ちゃんが環境や施設もまた、少子化ストップの大切な要素だと思いました。個人産院の分娩は、過重労働なため、産婦人科という看板を掲げていても実は分娩の施設がないがないというところもたくさんあります。
皆さんも一度、お住まいの地域の産婦人科をチェックしてみてください。
ホームページhttp://www.akaeda-clinic.com/

赤枝 朋嘉院長プロフィール

  東京医科大学卒業後、 同大学病院 産婦人科に入局
平成11年 東京医科大学病院産婦人科助手
平成15年 聖ヨハネ会桜町病院 産婦人科 医長
平成17年 医学博士取得
平成17年 赤枝医院 院長
平成18年 日本産婦人科学会シンポジスト

また、父と共に、girls guard 運動に参加、現在も活動中である。
日本産婦人科学会認定医 母体保護法認定医
所属学会 日本産婦人科学会 産婦人科内視鏡学会
日本胎盤学会 日本放射線科学会

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