女性のカラダに適した栄養素や食品、おすすめレシピをご紹介します

妊娠したいネットHOME > 自分で守る自分のカラダ > 第15回 「妊婦生活と鉄分の関係」編

第15回 「妊婦生活と鉄分の関係」編

女性にとって大切な栄養素の一つである鉄分。女性は貧血になりやすいのはなぜでしょう。
妊娠して出産に向けて母体ではいろいろな栄養素が活躍します。鉄分は母体にも胎児にも欠かすことのできない栄養素です。
鉄分の働きや大切さについてお話していきます。

鉄分の働き

鉄分は体内に約3〜4gあり、この内のほとんどが赤血球中に存在しています。鉄分は赤血球中にあるヘモグロビンを作る材料になります。
ヘモグロビンはヘム(鉄)+グロビン(タンパク質)から出来ており、酸素を全身に運ぶ働きをしています。このヘモグロビンが足りなくなると酸素運搬能力が低下して、さまざまな組織が酸欠状態になってしまいます。
このような状態を貧血といいます。


鉄欠乏性貧血

貧血の種類はいろいろありますが、女性に多いのが「鉄欠乏性貧血」です。

【鉄分不足の原因】

● 摂取不足
特定されたものしか食べない不規則で偏食な食生活、ダイエットなど
● 排出の増加
月経、子宮筋腫などによる出血、出産による出血など
● 需要の増加
思春期、妊娠、授乳

このような生理的現象やライフスタイルなどで、女性は貧血になりやすいのです。

▲ ページTOPへ

妊娠と貧血

母体はさまざまな変化が起こります。妊娠すると赤血球よりも体液の増加が著しいので、血液が薄まったような状態になり、貧血になりやすいのです。
妊娠初期から後期にかけて徐々に鉄分の必要量も増加します。
一般女性の鉄分の必要摂取量は12mgです。妊婦、授乳婦の摂取量は+8mgの20mgにもなります。赤ちゃんへの鉄分供給、分娩での出血、授乳などの為に必要摂取量が増えるのです。
貧血が悪化すると母体は頭痛、めまい、動悸、出産時での微弱陣痛などの症状がでます。赤ちゃんは未熟児などの発達障害になる場合もあります。
鉄分は赤ちゃんにおいしい酸素と栄養を送る為にも大切です。

食生活と栄養

貧血になる前に食生活に気をつけて予防しましょう。

【鉄が多く含まれている食材】

鉄は肉類(レバーなど)や魚介類、卵に多いヘム鉄と、大豆、緑黄色野菜、海藻などに多い非ヘム鉄に分けられます。
ヘム鉄は非ヘム鉄より吸収が良いので、効率よく鉄分を吸収できます。

【鉄分吸収を助ける栄養素】

ビタミンCは非ヘム鉄の吸収を助ける作用があります。
果物…いちご・キューイフルーツ・みかん・レモンなど
野菜…ブロッコリー・ピーマン・芽キャベツ・かぶ・菜の花・サツマイモ・ジャガイモなど

【造血作用のある栄養素】

ビタミンB2…レバー・卵黄・緑黄色野菜・胚芽米・納豆・ウナギなど
ビタミンB6…レバー・鶏肉・マグロ・いわし・バナナなど
ビタミンB12…・肉類・卵黄・牡蠣・チーズ・くるみ・納豆・牛乳など
カルシウム…牛乳・チーズ・ヨーグルト・大豆類・桜えび・海藻類など
葉酸…レバー・ウナギ・枝豆、アスパラガス、芽キャベツ・春菊・モロヘイヤなど

このように鉄分を摂取する時、鉄分が多く含まれている食品だけ摂るより、鉄分の吸収を助けたり、造血作用のある栄養素を組み合わせて摂取すると効率よく摂取できます。
例:焼き鳥のレバーにレモン汁をかける。

また、ヘモグロビンはタンパク質と鉄分からできているのでタンパク質(肉類、魚介類、牛乳・乳製品、大豆・大豆製品、卵類)も積極的に摂りましょう。 紅茶やコーヒー、緑茶などに多く含まれているタンニンは鉄の吸収を阻害する働きがあるので頭の隅に入れておきましょう。

ひとこと

妊娠中の貧血は妊娠する前から貧血や貧血状態だった人が多いそうです。
調理や食事の時もちょっとしたポイントで鉄分の吸収がアップするので食材を上手に組み合わせていきましょう。
女性は貧血になりやすいので気をつけたいですね。

鉄分を含んだ食材を使ったレシピを紹介します。 >>鉄分たっぷりレシピへ

▲ ページTOPへ

おすすめレシピ