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第16回 「皮膚のビタミン-ビオチン-」編

最近は子供を産む世代の女性がアレルギーやアトピーで悩んでいる人が多いそうです。
妊娠すると細胞やホルモンのバランスが崩れてアトピーが悪化することもあります。まずは、子供を育てていくからだのコンディションを整えてみませんか?
今回はアトピーなどのアレルギー体質の人には必要なビオチンという栄養素についてお話していきます。

ビオチン

ビオチンとは皮膚炎を予防する目的で発見されました。ビタミンB群の仲間で『ビタミンH』とも呼ばれています。皮膚を作る細胞を活性化させて、老廃物を体の外に排出します。皮膚炎を予防・改善し、皮膚の機能を正常にするビタミンです。アミノ酸や脂肪酸の代謝に関与していて、エネルギーや皮膚や髪をつくる上で重要な役割を果たしています。
また、ビオチンは毛細血管の血流の流れを良くします。血流が良くなるとお肌に必要な栄養素が十分に行き渡り、老廃物も体内から出て行くので肌荒れや痒みが改善されます。皮膚炎やアレルギー症状の改善以外にも、不眠、疲労回復などにも効果があると言われています。
少し前までは体内でも作られているので不足しないと思われていましたが、現代の生活習慣や食習慣、環境によって不足することもあるのです。


ビオチン不足とアトピー

アトピー性皮膚炎にはビオチンの摂取が必要なのはなぜでしょう。
アトピーなどの皮膚の炎症の原因は「ヒスタミン」の過剰な分泌によるものであると言われています。ビオチンは過剰分泌されるヒスタミンを抑え、体外に排出する作用があるので、ビオチンが不足するとヒスタミンが排出されなくなり、炎症を起こしてしまいます。
最近乳幼児のアトピーも増えています。ビオチンは治療用特殊ミルクにほとんど含まれていません。乳幼児は自分の体内でビオチンを作り出すことができないので、最近では乳児のビオチン摂取推奨量が追加されました。

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ビオチンの摂取方法

ビオチンの摂取目安量は成人女性で45μgです。妊婦さんは+2μg、授乳婦は+4μg(日本人の食事摂取基準2005年版より)です。
ビオチンはビタミンB群がないと上手く機能されないのでビタミンB群(ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・パントテン酸・ビタミンB6・ビタミンB12・葉酸)と一緒に摂るといいです。
食材にもビオチンは含まれていますが、なかなか目安量を食べ物だけで摂取しようとするととても大変です。ですので、食事と補助的にサプリメントを組み合わせるといいと思います。

【ビオチンを多く含む食材】

レバー・イワシ・牡蠣・豆類(大豆・きな粉)・緑黄色野菜・カリフラワー・マッシュルーム・ナッツ類(ピーナッツ・クルミ)・銀杏・玄米など。
ビオチンは水溶性ビタミンなので加熱しすぎたりすると栄養が損失しやすいので注意しましょう。
また、煮物などの時は煮汁も一緒に摂るように心掛けるといいと思います。 生卵は卵白に含まれるアビジンというタンパク質がビオチンの吸収を阻害してしまいます。しかし、生卵を大量に食べなければ問題はないです。

ひとこと

アトピーなどの皮膚炎は遺伝的なものも多いのですが、生活習慣や食事を気をつけると症状が軽くなったり、改善されることが多いようです。ビオチンは食事からだと充分な量を摂取するのは大変なので、サプリメントなどで補うと効果的です。赤ちゃんをお腹の中で約10ヶ月間育てていくのですから母体のコンディションを整えておきたいものですよね。

ビオチンを効率よく摂れるレシピを紹介します。 >>ビオチンレシピへ

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