右は不妊原因の内訳をグラフに表したものです
不妊の原因は女性因子ばかりではありません 男性因子が多く関与していることが おわかりいただけたでしょうか...
したがって不妊治療では ご主人の検査も大切な要素となってくるのです
この項では、大まかな原因とそれに対する検査法を紹介します
≪子宮因子≫
妊娠中絶や流産手術後におこる子宮内宮の癒着や結核性子宮内膜炎・子宮筋腫・子宮奇形などが原因となり着床障害を起こしていることがあります
子宮内に造影剤を注入し、子宮の形や卵管の疎通状態をレントゲンで観察する方法で、卵管の疎通には不可欠の検査です ほとんど痛みはありません
この検査は卵管の掃除にもなるので検査後すぐに妊娠する場合も少なくありません
卵管水腫やクラミジア感染などによる卵管炎を起こしていると、卵管が閉塞し、卵子が卵管内に進入できなくなっているために不妊症になっていることがあります
子宮内膜症では卵管開口部(卵管采)が癒着していることもあり、排卵された卵子を卵管でキャッチできなくなっている場合もあります
検査は麻酔を使用して行います
おへその下から直径5mm程度の細いスコープを挿入して、子宮や卵巣・卵管の状態を検査する方法です 同時に卵管に水を通したり腹腔内を洗浄するので検査後に妊娠する場合もあります
検査の所要時間は1〜2時間程度です 腹部切開の傷跡もほとんど目立ちません
子宮内膜症や原因不明不妊症の方には大変有効な検査です
子宮の入り口である頸管からは、排卵日近くになると頚管粘液が分泌され、性交後にはこの粘液中を精子が泳いで子宮に到達する仕組みになっているので、頚管粘液は妊娠にとても重要な役割を果たしているのです
頚管粘液の分泌状態が悪い場合や、精子との相性が悪い場合などは通常の性交ではなかなか妊娠しないため人工授精が必要となります
<ヒューナーテスト> 性交翌日に病院に行き、頚管粘液を採取して顕微鏡で精子との相性を観察する方法
<抗精子抗体測定> 血液を採取して奥様が精子に対する抗体を持っているかどうかを検査する方法
精子が少ないケース(乏精子症)、精液中に全く精子を認めないケース(無精子症)、精子の運動能力が悪いケース(精子無力症)、精巣静脈瘤(陰嚢表面の静脈の固まりのようなもの)、勃起不全症、心因的要因などがあります
尚、近年では各種治療法の進歩によって、多くのケースで男性不妊症の治療が可能になってきています
-------------- --------------