生活習慣病と葉酸
葉酸はおなかの赤ちゃんからお年寄りまで、健康な体を維持する大切なビタミンです。

■ 左のグラフ:
血液中のホモシスチン濃度が高くなると心臓の冠状動脈や頸動脈の内腔が狭くなり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などのリスクを増大させます。
とくに男性ではその差が顕著に見られます。高ホモシスチン血症では、動脈の粥状硬化症や血栓形成促進など、正常の2.8倍のリスクがあると報告されています。
■ 右のグラフ:
そこで、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12を服用すると血中のホモシスチン濃度が減少することがわかりました。
なかでも、葉酸が最も有効で、次いでB12、B6単独では効果が低いとされています。
しかし、3つを同時に服用すると互いに協力しあって、より効果的に働くことがわかりました。
葉酸は元気!生活習慣病にも立ち向かう
葉酸は、神経管奇形を減少させるだけではありません。生活習慣病と呼ばれるさまざまな疾病の予防にも効果的な働きを示すことが報告されています。
生活習慣病とは、ガン、高血圧、動脈硬化、肥満、糖尿病、心臓病、脳卒中、腎臓病、肝臓病など。日本人の6割までが3大生活習慣病のガン、心臓病、脳卒中が原因で死亡しています。
こうした心血管系疾患の予防にも葉酸は効果を発揮します。
葉酸でいつまでも健康に
葉酸はDNA/RNA合成過程に重要な役割を担っています。このことから葉酸欠乏は子宮頸ガン、大腸ガン、直腸ガン、肺ガン、食道ガンなどの発ガンを増進させることが考えられています。
また、お年寄りの精神的、機能的退化が葉酸の欠乏と関係があるという報告もあります。
スペインの177人のお年寄りを対象として行われた調査によると、葉酸摂取の多かったお年寄りが記憶などの知的テストでも、運動能力テストでも葉酸の摂取が標準値に満たない人達よりも好成績を修めました。
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